配合飼料の作り方(その1)

それでは、今から何回かに分けて、配合飼料は「どのような原料で作られ」、「どのように設計されるのか」という話をしてみようと思います。はじめに、飼料の表示票の話ですが、こういう表示票というものを見たことはありますか?

 

これって、何ですか?

 

家畜に与える配合飼料の袋、1袋に20キロの配合飼料が入ってるんですが、その紙袋の後ろ側にこういう表示が書いてあるのを見ることができます。20キロの紙袋っていうのは、よくホームセンターなんかで見かける袋入りの肥料などと同じサイズで、飼料業界では面白いことに「カミブクロ」とは呼ばずに「カミタイ」と呼んでいます。
この表示票ですが、例えばこの飼料は、ニワトリの中でも卵を産む成鶏(大人の鶏)用のものですが、どのような原料をどのくらい配合しているかという表示があります。この例だと、穀類が84%入っていて、穀類の種類はトウモロコシとマイロ(ソルガム・こうりゃん)と加熱大豆を使っていますと書いてあります。この原材料名の書き方は、加工食品の裏にある表示で原材料名欄に書いてある項目と同じように、量の多い順に表示していきます。
最近は、畜産農家の規模が多くなって、飼料を袋詰めしないで、粉なら粉のまま、バルク車というトラックを使って、配合飼料工場から農家に運んだり、トランスバックと呼ばれている500㎏入る大きな袋に入れて農家まで運ぶという形が多くなってきました。

ところで、バルク車ってどういう車なのですか?

 

高速道路などを走っていると、こんなトラックを見たことがありませんか?荷台の部分に、いくつかの部屋に分かれたタンクがあって、その部屋ごとに異なる組成の配合飼料を入れて飼料工場から農家のタンクまで直接運ぶことができます。なぜか、タンク車とは呼ばないですね。このトラックで配合飼料を農家まで運んで、農家のタンク、畜産農家の脇に建っている太鉛筆を逆さまにしたようなものですが、このタンクに直接投入しています。

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