配合飼料の原料としては、とうもろこし(畜産用飼料では主原料)や麦類などの穀類、大豆粕やナタネ粕などの植物粕、魚粉(水産用飼料では主原料)やポークチキンミール、及び脱脂粉乳・濃縮ホエー等の乳製品のような動物性たん白質、ふすまや脱脂米ぬか、とうもろこしを原料としたエタノール発酵粕(DDGS)などのそうこう類、炭酸カルシウム・りん酸カルシウムなどの主要ミネラル原料、さらにビタミン類や鉄分等の微量ミネラル類、アミノ酸、および抗菌性物質(法律によって認可されたもので使用量や使用期間が定められており、畜産物に残留しないように規制されています)などが使用されています。殆どが輸入または輸入品由来の原料です。また多くの原料は大豆粕(大豆油の搾り粕)のような食品製造の副産物を有効利用したものです。
(一社)日本科学飼料協会「新編飼料原料図鑑」より