Q. 配合飼料にはどんな種類があるのですか?

家畜毎、発育段階毎にそれぞれに適した栄養成分を含有した飼料が製造販売されています。また、季節(寒暑)によって栄養成分の変更や、飼養成績(産卵、成長など)によっても配合する原料の内容が変更されています。
牛用飼料はイネワラや牧草と併用して給与されますが、その他は配合飼料単独で給与されます。主な種類は次のとおりです。同じ種類の飼料でも内容の異なる製品が数多く製造販売されています。

  • 採卵鶏用:幼すう用、中すう用、大すう用、成鶏用(産卵前期・中期・後期用などの種類があります)、種鶏用
  • ブロイラー用:餌付用、肥育前期用、肥育後期用、種鶏用
  • 豚用:人工乳(餌付用、前期・中期・後期用などの種類があります)、子豚用、肉豚用、種豚用(育成用、妊娠期用、授乳期用、雄用などがあります)。
  • 乳牛用:乳用乳、人工乳、育成用、搾乳用(併用する牧草などの内容により給与する配合飼料が異なります)
  • 肉牛用:代用乳、人工乳、育成用、肥育用(ホルスタイン去勢牛用、交雑種用、和牛用などがあります)
  • その他 :うずら用、合鴨用など
  • 養魚用 :ブリ用、タイ用、ウナギ用、トラフグ用、コイ用、アユ用、マス用など魚種毎に配合飼料があります。また稚魚用から始まって発育段階により種々の配合飼料が供給されています。

以上のように生産者の方々は状況に応じた配合飼料を給与し、高い生産性を保つための努力をしています。その要望に応じるため飼料メーカーは大変多くの種類の配合飼料を供給しています。1工場で100~200種類の配合飼料を製造しているところも珍しくありません。